下記に関連:シナリオ重視ってそこまで偉いの?

下記の日記に関連しての話だけどレビューとか見てると、やたらシナリオを重視してます、という人が多いと思う今日このごろ。

あらかじめ断っておくとそれを批判するための文章ではありません。


こういうことは書かない方がいいのだろうけど、「シナリオが良くないゲームはクズ」とか、「絵買いは低レベル」というのならそもそも趣味をエロゲーから小説などに移した方がいいのではないだろうか?
それこそシナリオ重視の人が求めるようなものが沢山あるのだから。


ならお前はどうなんだよという話になるが、エロゲーでしか見られない「物語」があるから、と答えるだろう。エロゲー業界には結構他では見られないジャンルのものがかなりあると思う。まあエロが入っているって時点で他とは違うのは当然なのかもしれないけど。そういう「物語」を見たい、っていうだけで動機としては十分だろう。


高校のときに音響をやってたこともあって自分はBGMもかなり重要視してる。シナリオがよくても、絵がよくても、そこに流れている音楽が場違いだったりしたらシナリオだって絵だってその味わいは半減する。シナリオならば意味が取り違えられることだってある。
反対に音楽が場面に適したものだったらその他の要素も引き立ててられる。

絵は言うに及ばずだろう。たまにあるが、絵を見ただけでしばらく衝撃で動けないこともある。


結局何を重視するのかっていうのは人それぞれなんだけど。シナリオ重視主義が偉い、絵重視や音楽重視が下位だって考えるのは短絡的なのではないかな、と。



ここから先は脱線。

所詮知識の浅い子供じみた考えなんだけど、自分のスタートは舞台だったからやっぱり音楽も重要視してしまう。とにかく場面にどの音楽をつけるか、と考えることは楽しくて仕方ない。さっき「音楽が場違いだったりしたらシナリオだって絵だってその味わいは半減する」と書いたが、それを逆手にとってわざと喜劇めいたものや悲劇めいたものにも出来るし、場面に適した音楽というのは案外一つではないのでそこに嗜好の違いがあらわれると思う。

まあそれはいいとして、自分は崇拝しているわけじゃ無いけどゲームとは、エロゲーとは総合芸術、あるいは総合エンタテインメント、なのではないかと思っている。