Dバックスって凄いよねって書いてみる。

ウェッブが6月に入ってもう10勝。もともと凄かったけど今年はとてつもなく凄い。

いきなりブレイクした投手だとそろそろ疲労が心配されるところだけどウェッブはメジャーにあがってからずっとローテを守ってるから心配ない。
怖いのはケガだけ。

搾取される側のナ・リーグだけにア・リーグへの移籍も心配。来年以降の話だけど。


ヘイレンは少し出遅れてる感があるけど調子を上げてきたら西地区はぶっちぎりでDバックスだろう。パドレスが躓いた以上対抗馬はドジャースだけと思ってたけど故障つづきで追撃は無理そうだ。


Dバックスにはしっかりしたビジョンがあるように感じられる。それは海を越えた島国の、生でメジャーを見たこともない人間にも分かるぐらいに。

一流の投手を育てるのは一流の投手。一言で言えば「俺を見習え!!」ということだ。プロのエースを体現している投手を獲得してチームの牽引車にする。しかも負担を分散し、エースにもさらにレベルアップしてもらうために切磋琢磨できる相手を用意してダブルエース体制を敷く。


ジョンソン&シリング時代からそうだった。しかもシリングを放出して5年でウェッブ&ヘイレンの時代を作り上げた。もし今ごろジョンソン&ウェッブだったらここまで上手くいってなかっただろう。年齢が近いことも重要なファクターだと思う。

もちろんジョンソン不要論ではない。今年の成績を見れば分かるようにまだまだ一戦でやれる実力者だし、その経験は若手主体のDバックスにとっては数字以上に貴重な存在だ。



ウェッブはジョンソンやシリングの背中を見て育ち、今度はオーウィングスやゴンザレスがウェッブやヘイレンの背中を見て育つ。フロントはそんなビジョンを持っているように思える。



野手に触れていないことからも分かるがDバックスは投手力重視のチームだ。
投手に金をかけている分野手は若手主体。若手主体はいかにもナ・リーグらしい。若手にチャンスを与えるチームが多いのがナ・リーグの魅力であると思う。



1998年にできたチームなのにもう地区優勝を2回もしているのはこのビジョンに拠るところが大きい、と思う。しっかりしたビジョンでチーム作りをすれば勝てる。

的外れでありませんように。